紹介
時は万延元年(1860)、のちに新選組三番隊長となる若き日の斎藤一(山口一)は、土方歳三に助けられたのをきっかけに、沖田総司に誘われるがまま、江戸は市谷甲良屋敷、天然理心流道場「試衛館」に顔を出すが…
目次
◆万延元年 出会いの章
雪の雛祭り/つけぶみ/異人の母子/親ごころ/武士として人として/末っ子/誇りある国に/寒椿
◆文久元年 陽だまりの章
末兄・左之助/新八の恋/匂い袋/源さん/一人前/異母弟/ちょっと失恋/焦燥/弟妹/一片の雪
◆文久二年春 別離の章
寒い朝/誘拐/かはたれ桜/若葉/父親たち
紹介
文久三年(1863)、京に上る将軍警護のための浪士隊に加わった土方歳三は、二つの思いを持っていた。一つ、近藤勇を世に出すこと。一つ、斎藤一(山口一)を探し出すこと。ところが、上洛途中で早くも問題が…
目次
◆文久二年秋 絆の章
あじさい/斉藤一/野分の前/巣立ち/月光/桜紅葉/温かい風/夜の梅
◆文久三年 出発の章 初詣/送る人たち/用心棒/似顔絵/出発を前に/源さんの一日/それぞれの別れ/都の風/再会
発行:サンライズ出版
四六判 528ページ 並製
定価:1,900円+税
著者プロフィール
松本 匡代(マツモト マサヨ)
昭和32年5月30日、三重県伊勢市生まれ。奈良女子大学大学院理学研究科物理学専攻修士課程修了後、日本IBM入社、平成14年退社。著書に『夕焼け 土方歳三はゆく』(昭和62年、新人物往来社)がある。現在、滋賀県大津市在住。
上記内容は本書刊行時のものです。